経済最新情報
1.英国のインフレ率、14ヶ月ぶりの高水準
英国のインフレ率は4月に急上昇し、1年以上ぶりの高水準に達した。
- 年間消費者インフレ率は3.5%と、3月の2.6%から上昇し、イングランド銀行の中期目標2.0%を大きく上回った。
- 月次インフレ率は1.2%と、3月の0.3%から急上昇した。
- アナリスト予想では、前年同月比3.3%増、前月比1.1%増だった。
- コア・インフレ率(変動の激しいエネルギー価格と食品価格を除く)は前月の3.4%から上昇し、前月比1.4%、年率3.8%となった。
2.米国市場、各セクターが軟調に推移する中、安値引け
火曜日の米国株式は、テクノロジー、通信、石油、天然ガス・セクターの下落に引きずられ、安値引けとなった。
- ダウ工業株30種平均は 0.27%下落。
- S&P 500種指数は0.39%下落した。
- ナスダック総合株価指数は0.38%下落した。
コモディティと暗号通貨のハイライト
1.Bitcoin Near All-Time High After U.S. Senate Progress
米上院が安定コインの規制に向けて大きな一歩となるGenis法案を可決し、これまでの立法上のハードルを乗り越えたことで、ビットコインは水曜日に上昇し、史上最高値に近づいた。
- 法案は今週末に採決され、ドナルド・トランプ大統領に提出される予定だ。
- この進展は暗号業界にとって大きな勝利であり、より有利な規制環境を示唆するものと見られている。
- ビットコインは4カ月ぶりの高値付近で推移し、1月につけた史上最高値の109,288ドルに迫る勢いだった。
2.中国の金輸入が1年ぶりの高水準に
記録的な高値にもかかわらず、中国の金輸入は先月12ヶ月ぶりのピークに達し、貴金属の需要増に牽引された。
- 中国人民銀行は規制を緩和し、より多くの金の入国を許可した。
- 貿易摩擦の緩和により5月に金価格が下落したとはいえ、米ドルからの離脱を目的とした中央銀行の買いは、今後の金価格を下支えすると予想される。